序章 結

ジェイガンと合流したマルスたちは ひとまず国外へ脱出をはかるため
郊外の森に潜伏し 機会をうかがっていた。
やがて、敵軍の警戒がゆるやかになり 絶好の機会が訪れるが
マルスの心は、姉エリスへの思いで深く沈んだままだった。

モロドフ「王子。」
マルス「……」
モロドフ「王子! マルス王子!!」
マルス「え? あ、モロドフか…」
モロドフ「しっかりなされよ! お気持ちはわかりますが まだ戦場にいるのですぞ。グラの大部隊が 後ろから迫ってきております。先を急がねばなりません。」

これよりアリティアの完全脱出を果たすようです。亡命先は東の島国『タリス』。
タリス王は、マルスの父親コーネリアス王の友人、且つ信義に厚い人でもあり、受け入れてくれるかもしれないとのこと。
船着き場はすぐそこですが、途中に牢獄が聳え、グラ兵が警備中。ここを抜ける必要があります。
まずは牢獄の手前からスタート。

牢獄にて…
ならずもの「おら、ここに入ってろ!」
ゴードン「ング…」
ならずもの「へっ、英雄アンリの開いた国っていうからどれだけ強いのかと思えばたった数日でこのザマだ。
アリティアも大したことねえな。悔しかったらなんとか言ってみな。」

ゴードンという若きアリティア兵が、猿ぐつわをされ、牢に監禁されています。
ならずもの「遠目からみりゃ敵の待ち伏せ以外の何者でもねえぜ。
で、おまえが王子たちにやられりゃこっちは味方殺しの王子様って 格好の宣伝ができるわけだ。」

こんな賊を雇うとは、やはり『グラ王国』は釈明しようのない悪です。
攻撃コマンドの上に『会話』が出てくるので、まず騙されることはないでしょう。

マルスで話しかけると、ギリギリで見抜いた様子。
マルス「!! 猿ぐつわ!? おい、大丈夫かい?」
ゴードン「ぷはっ! あ、ありがとうございます、マルス様。」
マルス「!? 君はたしか弓兵部隊の…」
ゴードン「はい。アリティアの弓兵部隊に所属するゴードンです。不覚にも敵に捕らわれてしまいこのザマに…」
マルス「そうだったのか… でも無事でよかった。まずはここから脱出しないとーー」

ゴードンが加入。

彼もリメイク前までは単なる初期メンバーの1人って感じでした。
敵戦士からドロップ入手した『てつの弓』を無事にパスしておきました。

ゴードン
アーチャーLv1
HP18 力5 魔力0 技3 速さ4 幸運4 守備6 魔防0

牢獄を抜けようとすると、後方からグラ軍の本隊が迫り、グラ国王ジオルも登場。
同盟国だった我らアリティアを裏切って壊滅させた、いずれ討つべき大ボスの1人です。

帝国に加担中の国は、このグラ王国の他に、黒騎士団で有名なグルニア王国、飛竜を操るマケドニア王国
ちなみに【FE覚醒】の悪役共演回にて、初代FEからは黒騎士団長カミュとマケドニア王子ミシェイルと魔王ガーネフが登場、そこにジオルは居ない…。(←筆者の記憶違いなら申し訳なし)

この本隊にはどう足掻いても勝てない調整となっています。
ダメージすら通らず、たとえジェイガンの『ぎんの槍』で応戦しようにも耐久不足。

モロドフ「なんということ。ここで追いつかれるとは……」
(省略)
モロドフ「敵の狙いは王子です。王子の格好をした者がたった1人で逃れようとすれば敵はそれを追うはず。そのスキに王子と残りの者は脱出することができましょう。」
(省略)
マルス「…だめだ。やはり、それはだめだ。みすみす仲間を死なせることなんてできない。ここはやはり戦うしか……」
モロドフが一人になり「…王子、お許しください。この国のため、未来のため ここで、あなたに倒れられる訳にはいかないのです…。」

囮作戦でグラ軍を振り切ることに。まさかの強制ロストを強いられる展開とは…。
囮を決めたらそのキャラを『砦』に待機させよとのこと。
マルスを除き、アベル/フレイ/カイン/ジェイガン/ゴードンのうち誰か。
今回は王道的に、序章オリキャラのフレイを選ぶことに。

敵を引き付けるためにフレイが離脱。
忠誠心と自己犠牲の念で咄嗟に立ち上がり、迫りくる災難を我先にと引き受けました(という設定)。
騎士の鑑たる彼を、マルスは決して忘れません。
原作のリアル化にあたり、戦争のこういう面の描写は避けられず、それでも原作の「ゲームらしいテンション」へ収束させる必要もあり、制作側は大変そうです。

王子に変装して敵を引き付けるフレイ。

グラ兵「あれは…マルス王子!?」
グラ兵「いや、あちらにも王子らしき格好の者が…どちらが本物なのだ?」
ジオル「ばか者が! 少しは頭を使え!
見ろ! 今逃げた奴とは違いあちらの奴は逃げようともせん。
理由は1つ 逃げた王子の時間をかせぐためだ! そんなこともわからんのか!」

グラ兵「で、では今逃げた方が…」
ジオル「本物に決まっておる! 全軍、追え! 逃げた王子を仕留めよ!」

マルス「フレイ!? 待つんだ! フレイ! 南へ向かおう。 フレイを助けなければ…」
モロドフ「なりません王子、我々は先へ…」
マルス「先に? そんなことできるはずがない。フレイはぼくのために犠牲になろうとしているんだ!」
モロドフ「そうです。だからこそ我々は進まねばならないのです!」

マルスが躊躇したことにより、結果的にジオルから見て「逃げようともせん」と騙すことができた様子。
しかしマルスも本来なら黙って見過ごせる状況ではなかったでしょう。

先にはソルジャー、アーチャー、魔導士、ペガサスナイト(増援)、ソシアルナイト、…と勢揃いですが能力値は低く、特に厄介そうなペガサスは弓1発で倒せるような救済調整でした。
ボスは『ソシアルナイト』。

目の前にいるのが本物だぞ…。

序章のボスの中では最も手応えがあり、ボス戦BGMもここで初めて流れました。
マルスのレイピアを使えば余裕だったかもしれませんが村訪問(はがねの弓ゲット)で忙しかったのでカインアベルで撃破。
なお、マップクリア前に持ち物を整えておいたほうが良いでしょう。何せ『進撃準備』が解放されるのはまだ先の話。

ドーガが登場。
モロドフの連絡を受け、ひそかに船の準備をしていた模様。

そしてフレイも映る。
ジオル「囮だと……くそっ! このわしをコケにしおって… 殺せ! 殺せぇ!」
フレイ「我が役目…これで果たすことができた。マルス王子…強くなられよ…」
犠牲を伴いながらも追っ手から逃れ、どうにか突破口を開いた一行は様々な思いを胸に船へと急ぐ。

こうしてマルスたちは アリティアからの脱出に成功した…。


「……」
⇒「アリティアが小さくなっていきますな」
「…ょくだ」
⇒「? 今、なにか…」
「無力だ…
姉上を救うこともできず滅びゆく国も、そこに住む人々も救うことができなかった。
ぼくは、ぼくはなんて無力なんだ……」
⇒「…他に方法がなかったのです。
いつの日か、きっと報いることができる日も来ましょう。」
「…だめだよ。ジェイガン」
⇒「?」
「『きっと』じゃだめだ。必ず…いつの日か必ず彼らの働きに報いてみせる。
アリティアを取り戻しドルーアを倒してみんなの無念を晴らしてみせる。
だから、今は思いっきりこの悔しさにひたるんだ。
忘れたくても忘れられないくらいに。」
⇒「王子……」
「ぼくは絶対に忘れない。絶対にあきらめない
そして、絶対に帰ってきてみせる。この国に…わが祖国アリティアに!!」

かくして序章完了。

次回からは本章(1~25)です。
原作のグラフィック/BGM/UIなどが生まれ変わっています。
時代に合わせて新機能も増えています。(3竦みや魔力値などが実装)
SFCリメイクは容量的に一部キャラやマップ丸ごとがカットされているので、やはりDSリメイク(=本作)こそ最も信用できるかと。

一方でセリフなどに関しては(序章除き)あまりアレンジされておらず、良くも悪くもファミコンクオリティのまま。

元は全編とも完全フルリメイクする予定だったのかもしれませんね。序章の生々しさはその名残?
今となっては烈火や蒼炎などに埋もれがちな初代ですが、製作者らに愛されている感じは個人的に嬉しい事。
やはり原点とは基盤。ある意味でシリーズ全体の思い出に浸れる作品とも言えます。

確かに筆者もGBA作【FE烈火の剣】から与えられたものは大きいです。
ただ、アーサー王伝説の人物名を適当に取り入れている感じが嫌になってきた最近。